駅前商店街の活性化を促すアートイベント作品を通じて、インパクトを持って街と社会にメッセージを送る「汎用性のある仕組み」の構築を目指した。
「汎用性のある仕組み」とは、1.誰でもすぐ理解・参加でき、2.場所を選ばず、3.分業可能で、4.短時間に量産できること、安全・作業性から5.軽量であること、6.造形の自由度があること、それと分別リサイクルに必要な7.解体可能であること、を条件とした。
自由にうねる全長約2km、約18000膳を用いた割り箸と輪ゴムでできたフレームを近くの天沼公園にある弁天池から躍り出た龍の骨格に見立て、商店街の上空に躍らせた。
割り箸は国産森林資源保護の間伐材と使用済み材を使用し、活用後、製紙会社によりパルプ材としてリサイクルされる。
また、コロナ禍に奮闘する医療従事者に向けたエールとして英国から始まったブルーライトアップを施すことで、光が織りなすアートと街、社会を結ぶ集大成を目指した。
作家:堀川秀夫様+田中秀弥様+名和研二様
作品名:Flying Dragon 2021
使用テグス:20号